【お知らせ】マダニによる感染症に注意!
少しずつ涼しくなり、野外活動がしやすい季節になってきました。しかし、まだまだマダニの活動時期です!
ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、刺された人が病気を発症することも…。野外活動時には、マダニ対策をくれぐれもお忘れないようご注意ください。
ペットを飼育されている方は、犬や猫の対策も必要ですよ✋
イ ヌ 編
日頃から予防しましょう
日頃から、ペットには、動物病院と相談してマダニ予防薬を処置してください。
(予防薬は、首輪タイプ、スポット、スプレー、飲み薬などがあります)
散歩から帰ったらチェックしましょう
散歩から帰った後、犬の耳、目の周りなどや顔、お腹、足回りなどにマダニが付いていないか確認しましょう。目の細かいクシでブラッシングすることも効果的です。
(ダニの寄生しやすい主な部位:耳、目の周り、足回り、お腹)
ネ コ 編
ネコを介してヒトがマダニ感染症に感染する場合も!
発熱、食欲喪失などの症状がある屋外のネコにかまれたヒトが、マダニに刺されて感染する感染症、重症熱性血小板減少症候群「SFTS」を発症し、亡くなった事例があります。
猫の屋外での放し飼いは、ダニの寄生だけではなく、交通事故、迷子、猫の感染症(猫白血病、猫エイズなど)危険がいっぱい!
詳しくはこちら:【お知らせ】猫へのエサやりに責任を持ちましょう
マダニが皮膚内に食いついている場合は、無理に引き抜かず、動物病院へ!発熱などの症状が見られた場合も動物病院を受診してください。
参照 |
あなたのお近くの動物病院は・・・ |
ヒ ト 編
人もダニに注意しましょう!
春から秋にかけてキャンプ、ハイキング、農作業など、山や草むらで活動する機会が多くなる季節です。
野山に生息するダニにさされることで重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、つつが虫病、ライム病などに感染することがあります。
- 肌の露出を少なくする
⇒ 帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等 - 長袖・長ズボン・登山用スパッツ等を着用する
⇒ シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中 - 足を完全に覆う靴を履く
⇒ サンダル等は避ける - 明るい色の服を着る(マダニを目視で確認しやすくするため)
ダニにさされたときの対処法
- 無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置
⇒ マダニの除去、洗浄などをしてもらいましょう。 - マダニにさされた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けて下さい。
受診時には、①野外活動をした日、②場所、③発症前の行動を医師に伝えましょう。
詳細 |
ダニ媒介感染症(厚生労働省ホームページ) |
- マダニにさされて感染するウイルスによる病気です。症状は発熱、全身倦怠感、おう吐、下痢などです。
- 日本では、平成25 年に初めて患者発生が報告されて以来、西日本を中心に既に患者963 名、うち死者106 名が確認されています。(令和6年4月30日現在)
- 健康なネコなどからヒトに感染することはありません。また、屋内のみで飼われているネコについては、SFTSウイルスに感染する心配はありません。
体調不良のネコやイヌからSFTSウイルスが検出されたこと及び、発熱、食欲喪失などの症状がある屋外のネコにかまれたヒトがSFTSを発症し、亡くなられた事例があったことをふまえ、平成29 年7 月厚生労働省から注意がよびかけられています。
詳細 |
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省ホームページ) |